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コラボ商品の開発秘話!~いちごファームHakusan×菓子工房エクラタン~

こんにちは。北菱電興 広報担当です。

北菱電興と地元の営農組合とで共同運営している「いちごファームHakusan」。これまで、イチゴを使った様々なコラボ商品を地元企業様や教育機関様とともに生み出してきました。

今シーズンもコラボ商品が続々登場予定!
その中から今回は、菓子工房エクラタンさんとのコラボ商品『いちごフィナンシェ』をご紹介します。


今シーズン発売予定の『いちごフィナンシェ』(試作品のため商品と一部異なります)

コラボのきっかけは柔道部の部長と副部長!

今回取材させていただいたのはエクラタンの統括シェフ・髙村さん
実は、髙村さんは事業企画開発部の長谷さん(当時)と高校時代の柔道部 部長・副部長の関係なんです。
今回のコラボに至るには長谷さんの存在が欠かせない・・ということで、エクラタンさんにお邪魔して、柔道部コンビにお話を伺いました!

"(当時)"とあるように、この記事が公開されるのは長谷さんの退職後。
退職を控え、慌ただしいタイミングでの取材となりましたがフットワーク軽く対応してくれました(^^)
長谷さんがエクラタンさんといちごファームHakusanを繋いだように、次のお仕事を始められた後も繋がりが広がっていくといいですね!

髙村さん(左)と長谷さん(右)

高校の柔道部で築いたおふたりの友人関係は高校卒業後も続きます。
卒業後、東京や京都の有名ホテルで修行を始めた髙村さん。そこへ大学生になった長谷さんが柔道部仲間を連れて訪れたり、長谷さんの結婚式の余興に髙村さんが登場したりするなど深い繋がり!
その後髙村さんはパリでも修行を重ね、5年ほど前に実家であるエクラタンに戻って来られました。

今回のコラボもおふたりのSNSでのちょっとしたやり取りがきっかけ。おふたりの行動力も相まって、そこからはあれよあれよという間に話が進み、あっという間にコラボが決まります。

髙村さんはいちごファームHakusanのイチゴを使って様々な洋菓子を試作。いちごファームHakusanでは日持ちする焼き菓子を販売したいと考えていたことから、今回のコラボは『いちごフィナンシェ』に決定しました。

こだわったのは素材本来の香り

今回のコラボにあたり、髙村さんにこだわりを伺いました。

「焼き菓子はバターがたっぷり使われるので、フルーツはバターに風味負けしてしまいます。また、イチゴは水分量が多く、一方で焼き菓子は水分をとばしたもので水分と焼き菓子は相性があまり良くない。そこでイチゴをどう活かすかを考えていきました。」

イチゴを活かしつつ、焼き菓子の良さを出す。
髙村さんが特にこだわったのはイチゴの香りです。

「焼き菓子はバターの香りがつよく、フルーツは第2、第3素材です。イチゴを使った焼き菓子では香料が使われることが多いのですが、(今回のコラボでは)それでは意味がない。イチゴの香りを最大限活かせるジャム、コンフィチュールを試作し、素材本来の香りを引き出すよう工夫を重ねました。」

『いちごフィナンシェ』へのこだわりを伺いました!

イチゴのみずみずしさをイメージした生地

香りとともに、水分量の調整にも苦心したそう。

「生地にイチゴを混ぜ込むこともポピュラーなやり方ですが、それでは水分量が多くなってしまいます。そこでイチゴを絞り込んで使うことで、(水分量は抑えながらも)口に入れた瞬間にイチゴの香りがたつようにしました。」

「最初の試作では水分が残った重たい感じのフィナンシェになったのですが、いちごファームHakusanでの試食ではその口当たりの良さが好感触だったようです。しかし、水分量をあげると今度は生地がべたついてしまう。そこで水分を吸いすぎない生地を今回のコラボのために配合して、しっとりしたフィナンシェに仕上げました。」

良い笑顔!さすが柔道部コンビです(^^)

おススメもコンビで同じ!

今回のコラボでは、プレーン、シナモン、オレンジ、カカオ、アールグレイ、ジャルダンブルーの6種類が発売予定です。

その中でも、髙村さん&長谷さんのおススメは華やかに甘い香りが広がるジャルダンブルー。
ジャルダンブルーはイチゴの香りを際立たせてくれるので焼き菓子に使いたいと思っていたんです。(髙村さん)」

こだわりの詰まった『いちごフィナンシェ』、発売が楽しみです!
髙村さん&長谷さん、取材にご協力いただきありがとうございました。

いちごファームHakusan×菓子工房エクラタンのコラボ商品『いちごフィナンシェ』は12月下旬頃から販売予定です。

菓子工房エクラタン
石川県野々市市粟田6丁目494番地
営業時間:10:00~19:00
定休日:火曜日、水曜日




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