《組織活性化に向けたDXリスキル教育》受講者インタビュー
こんにちは。北菱電興 広報担当です。
金沢工業大学が実施する社会人向け教育プログラム《組織活性化に向けたDXリスキル教育プログラム》に、2023年度(昨年11月~今年3月まで)も北菱電興から5名の方が参加しています。
今回は2022年度プログラムを受講した社員2名のインタビューをご紹介します!
※本記事は2022年度の取材記事のリライトです。
《組織活性化に向けたDXリスキル教育プログラム》とは
組織内でDXを実現するためのデジタル技術の習得に加え、組織を活性化させるマインド醸成を実践的に学ぶことが特徴です。
社員一人ひとりがやりがいを持って業務に取り組む組織風土の実現のためには、まず組織が「業務改善の実行」や「新たな価値創出」を推進するマインド醸成をしていくことが重要です。
受講者はマインド醸成のために「ウェルビーイング」の考え方を取り入れたリーダーシップ・フォロワーシップ・チーム作りについて学びます。
実際に演習の場を取材させていただくと、短い演習期間の中でも受講者同士が活発な意見交換をしながら課題に取り組む姿が印象的でした!
受講者インタビュー
2022年度の受講者の中から、
▶『オンデマンド学習』を受講した総合業務部 岩下さん
▶『アイデア創出演習』までの全60時間を受講した機器事業部 森田さん
に受講を終えてのインタビューをさせてもらいました!(所属は取材当時)
総合業務部 法務グループ 岩下さん
Q. 受講のきっかけを教えてください。
「特許等の知的財産の分野において、AI・IoT・データサイエンスのような、新しいデジタル技術に絡む機会が増えてきています。そういったお話があった時に、技術担当者と弁理士の先生がお話しているデジタル技術のことが分からない…という場面がありました。技術的な部分が分からないので、全容も理解しにくくなるというか。それを解消したい、少しでも話についていけるようになりたいと思っていた時に、ちょうど募集があることを知り、受講してみようと思いました。」
Q. 実際に学んでみてどうでしたか?
「新しいデジタル技術についての単語なら知っている、というレベルでした。だから中身については初めて理解できたものが多かったですね。世の中で言われていたのはこういうことだったのか、と。 中身の動きを理解した上で動画で実際に動いているところを見て、改めて理解が深まりました。」
受講するにあたっては、北菱らしさが感じられた一面も。
「直接業務に関連しない部署でも『やりたい』と言ったらやらせてくれたり、行かせてくれたり、まずやってみるということができるのはすごく良いなと思いました。」
予め設定する受講目的や定量的な成果ももちろん大事ですが、受講してみたことで生まれる可能性の余白を考慮してもらえたことで始めの一歩が踏み出しやすく感じたそうです(^^)
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機器事業部 営業部 森田さん
Q. 受講を終えた感想を聞かせてください。
「60時間にわたる受講はハードでしたが、その分ものすごい達成感があります!この達成感は、自分が主体的に関わったからこそ得られたものだと感じています。」
森田さんが強調したのは、Project Based Learning(課題解決型学習)について。
「潜在的な課題の発見の仕方、根拠をもった課題抽出、データ解析等について学びました。特に、《問題の発見→課題の明確化→解決策の創出→評価と検証》という課題解決の一連の流れについて、この過程でこんなにボリュームがあるのか、という気づきは実際にやってみたからこそ得られたものです。」
Q. 学んだことの社内への展開について、考えていることはありますか?
「まずは社内の課題解決に活用したいです。潜在的な課題を見つけ、根拠に基づき優先順位付けをした課題解決を、実験ベースで社内で試してみようと考えています。」
「知識を持っているだけではなく、実際に体験することで学んだことが定着していくのを本プログラムで学びました。」
社内への展開にあたっては、なにやら考えていることが・・?
「いろんな人を巻き込んでいけるような動きをしていきたい。今までは『こんな講座を受けました』という共有に留まっていたが、自分から『一緒にやってみませんか』とはたらきかけることが大事。ともに一歩踏み出すことで、いろんなことにチャレンジする人が増えると思います。」
最後に、ポジティブ心理学で学んだ《関係の質》から始まる「組織の成功循環モデル」に触れながら、展望を語ってもらいました!
「目の前のことで手一杯になっている人もいると思うが、そこに僕のような目線が異なる者が関わり、歩み寄ることができれば、お互いに見れる景色が変わるはず。相手に任せきりにせず、自分からどんどん関わっていきたい。最初のうちは面倒なやつだと思われるかもしれないが(笑)、ひとつひとつ関わっていくことで行動が変わっていくんじゃないかと思います。」
終わりに
取材では、プログラム最終日・総括となるグループごとの発表も見学させていただきました。
《問題の発見→課題の明確化→解決策の創出→評価と検証》という課題解決の一連の流れに沿った上でデジタル技術での解決策を提示しており、データ活用を含めた発表の完成度の高さに驚き!
いちごファームHakusan栽培責任者からも、「これならすぐ導入できそう!」と感嘆の声があがりました。
演習で特に強調されたのは《知識・スキルの習得→定着→活用》の次のステップとなる「企業内での展開」の意識づけ。
今年度の受講者の方がどういったものを学び、社内に持ち帰ってくれるか楽しみです!
今回の取材にあたり、快く取材にご対応いただきました金沢工業大学さま、関係者さま、誠にありがとうございました。
※本記事は2022年度の取材記事のリライトです
2023年度以降のプログラム内容については金沢工業大学WEBをご覧ください